このたび、弊社にて設計・施工させていただいた「都立陣場山自然公園」の施設
が、令和3年度 木材利用優良施設コンクールの優秀賞を頂戴いたしました。

リンク:木材利用推進中央協議会

http://www.jcatu.jp/commendation/13_list_detail.html

令和3年度 木材利用優良施設表彰
主催:木材利用推進中央協議会
審査委員長:三井所清典・日本建築士会連合会名誉会長

 

年間300万人もの登山客が訪れる高尾山、陣馬山では登山道の改修が急務となっています。
私たちがご提案したのは、既存の丸太階段を撤去せずに、螺杭と鋼製根太により階段下地を既存階段に被せるように施工する工法です。
段板には地場産材である多摩産材のヒノキを利用することで、10年くらいのサイクルで段板のみの交換を想定します。
これにより施設の長寿命化と適度な林業のサイクルを両立させる仕組みづくりを行いました。
こうした点をご評価頂いたのだと思います。

また受賞施設のほどんどが建築案件が占める中で、土木・景観分野での受賞は極めて異例と思われます。

 

 

先日も、調査があって陣馬山、高尾山に行ったのですが、多くの登山者の皆さまからお声がけ頂き、
この施設工事に対するご意見を頂戴しました。(感謝9割、ご批判1割くらい)
公的な表彰はもちろん名誉なことですが、実際の利用者の皆さまの「ありがとう」というお言葉が何よりの力になります!

年末から、冬山の辛い工事が始まりますが、みんな頑張っていこうね!