3月末に工事完了した高尾山、稲荷山コースの工事通行止めが解除され、通行可能になりました。

このリニューアルの内容をWEB情報誌「高尾山マガジン」でご紹介いただいています。

https://mttakaomagazine.com/blog/16985

今回の工事の意図するところを余すところなく考察いただいています。
(ありがとうございます!)

ということで以下は、工事関係者しか分からない部分だけ書かせていただきます。

【運搬の様子】
このように背負子を使って人力で資材を運搬しました。

高尾山は頂上まで許可車両は入れるのですが、そこから登山道へはひたすら人力なのです。

 

 

【杭式基礎の打設状況】

地盤は小さな岩石もあり、打設は非常に苦労しました。

しかし従来の木杭などに比べて信頼性があり、コンクリートなどに比べ
自然へのインパクトも小さい基礎方式です。

 

【転落事故も起きた狭小な岩盤路】

螺杭も施工できないため、アンカー式の基礎で対応しました。

 

【展望デッキ】
既存の土台は残したまま、その遺構にかぶせるようにデッキで嵩上げしました。

眺望側の草木は伸びてきても所有者の許可なく伐採できないため、見通しが悪くなっていました。

デッキで嵩上げしたことにより、伸びた草木越しに眺望できるようになりました。

 

登山者の皆さま、工事期間中はご不便おかけしました。

そして工事関係者の皆さま、お疲れさまでした!

以上、詳しくは「高尾山マガジン」をご覧ください。(^^)