工場からピールド加工したヒノキ材のサンプルが届きました。
下からから「のこめ、さざなみ、しんめ、いしがき」という加工になります。
デッキ工法でピールド加工（表面切削すべり止め加工）と呼んでいるのは、
おもに床面に使用する「のこめ」加工です。
左が加工前、右がピールド加工後。
少し汚れた材でも表面を削ることできれいな断面が現れます。
これまでイペやウリンなどの既設デッキ材を回収して、ピールド加工を施し
現場に戻すという「ピールド工法」でご提案してきましたが、
この技術は当然、新品の材料にも加工できます。
そしてこのたび、多摩産材のヒノキにピールド加工した製品を発売していくことになりました。
登山道の案内板やベンチなど、自然公園ということを配慮してこれまで丸太などでつくられたものが多かったようですが、
木材を使いながら、もう少しデザインの洗練された案内板やベンチがあってもいいような気がします。
このピールド加工をつかって、表情豊かな木材の表現ができたらいいな、と思っています。
ピールド加工はさっそく今年度末の公共工事に採用いただく予定です。
いずれこのブログでもご紹介できると思います(^.^)
