弊社ではsai-BRAND時代からこの「パラレルリレーション」というキーワードを好んで用いています。
私たちの仕事には施主、設計事務所、元請、下請、メーカー、工場、運送会社、などそれぞれの立場があり、
一つの仕事の達成に向かい努力します。
この関係に上も下もない、企業や立場の関係を超えた「チーム」という意識、フラットな仲間意識とでも表現しましょうか。
「責任」というバトンをつなぐ大切なパートナーという考え方です。
特に困難な仕事に直面したとき、私たちはこの言葉を思い出すようにしています。
ところで最近、うちの娘(11歳)がムーミン好きが高じてフィンランド語を学び始めました。
面白いことにフィンランド語には敬語がありません。男性・女性名詞といったものもありません。
「お願いします」や「~してください」に相当する言葉がなく、代わりにKiitos(ありがとう)という言葉を多用します。
さすが環境福祉先進国というか、ジェンダーレスやダイバーシティ(多用性)といったこれからの社会のありかたを
先取りしている国の言語という気がします。
これは私たちの「パラレルリレーション」にも通じる考え方だと、最近気づきました。
取引先同士で電話やメールするときも、「お世話になります。」というよりは「お疲れさまです。」と
声をかけあいます。
世界的な情勢をみても激動の年であった、2022年もあと僅かとなりました。
弊社も本日をもちまして年内の営業を終了し、年始は1月5日からの営業となります。
本年に賜りました皆さま方の格別のご厚意に感謝いたします。
皆様におかれましても、来年は良い年でありますよう、お祈り申し上げます。